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平成26年度全国学力・学習状況調査の結果について

更新日:
2020年03月06日

本文

平成26年4月22日に実施した「全国学力・学習状況調査」の大山町の結果について公表します。

この調査は、国語と算数・数学の2教科についての調査であり、児童生徒の学力の全てを見ることはできませんが、町内の各学校ではこの結果を一つの手がかりとし、成果と課題を明らかにして今後の教育活動に活かしていこうとしています。

今年度の調査は、悉皆調査となっているので、町内の全ての小・中学校が参加しています。大山町教育委員会では、学校の取組の進捗状況を把握しつつ、より質の高い教育の実現に向けて取り組んでいきます。

 

Ⅰ 調査の概要

1 調査の目的

義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。また、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。

2 調査内容

○小学校第6学年、中学校第3学年の全児童生徒を対象

○教科に関する調査は、国語、算数・数学の2教科については「知識」に関する問題A、「活用」(知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力など)に関する問題Bを出題

○生活習慣や学習環境に関する質問紙調査を児童生徒と学校に実施

3 調査日時

  平成26年4月22日(火)

4 大山町の参加状況

○参加学校数 7校(小学校4校、中学校3校)

○参加児童生徒数 296人(小学校6年生142人、中学校3年生154人)

5 調査結果の処理

○学力調査・質問紙調査の結果とも、国がデータ処理したものと大山町が独自にデータ処理したものを使用しています。

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  結果の分析に当たって、国・県と比べて平均正答率等の差に応じて次のように表現しています。

     ・差が5%未満の場合、「やや高い(低い)」「やや多い(少ない)」「やや大きい(小さい)」

     ・差が5%以上10%未満の場合、「高い(低い)」「多い(少ない)」「大きい(小さい)」

     ・差が10%以上の場合、「かなり高い(低い)」「かなり多い(少ない)」「かなり大きい(小さい)」


Ⅱ 教科に関する調査結果

1 小学校

  データ1-①学力調査結果(小学校)

 

             1-②学力調査結果概況(小学校)

  

(1)小学校全体について 

○県全体の平均正答率は、国と比較して国語A・B、算数Aともにやや高く、算数Bについてはやや低い。

○大山町全体の平均正答率は、国や県と比較して国語A・B、算数A・Bともにやや高い。

 

(2)国語について 

○国語Aでは、学習指導要領の領域等「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」、評価の観点「言語についての知識・理解・技能」の平均正答率が、国と比較して高い。(5.8%)

○国語Aでは、問題形式「短答式」の平均正答率が、国と比較して高い。(6.5%)

○国語Aでは、学習指導要領の領域等「話すこと・聞くこと」、評価の観点「話す能力・聞く能力」において、学校間の差がかなり大きい。(差18.1%)

○国語Bでは、学習指導要領の領域等「書くこと」、評価の観点「国語への関心・意欲・態度」「書く能力」、問題形式「記述式」の平均正答率が、国や県と比較して高い。(国7.1%、県6.0%)

○国語Bでは、学習指導要領の領域等「書くこと」、評価の観点「国語への関心・意欲・態度」「書く能力」、問題形式「記述式」において、学校間の差がかなり大きい。(差22.9%)

○国語Bでは、学習指導要領の領域等「話すこと・聞くこと」、評価の観点「話す・聞く能力」において、学校間の差がかなり大きい。(差22.5%)

 

(3)算数について

○算数Aでは、学習指導要領の領域等「図形」の平均正答率が、国と比較して高い。(6.0%)

○算数Aでは、学習指導要領の領域等「量と測定」において、学校間の差がかなり大きい。(差18.2%)

○算数Bでは、評価の観点「数学的な考え方」において、学校間の差がかなり大きい。(差19.6%)

○算数Bでは、問題形式「記述式」において、学校間の差がかなり大きい。(差21.4%)

 

 

2 中学校

  データ2-①学力調査結果(中学校)

 

             2-②学力調査結果概況(中学校)

 

(1)中学校全体について

○県全体の平均正答率は、国語A・Bともに国と比較してやや高い。また、数学Aは等しく、数学Bはやや低い。

○大山町全体の平均正答率は、県と比較して国語A、数学A・Bともにやや高く、国語Bは高い。国と比較して国語A・Bは高く、数学A・Bはやや高い。

 

(2)国語について

○国語Aでは、学習指導要領の領域等「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」、評価の観点「言語についての知識・理解・技能」の平均正答率が、国や県と比較して高い。(国6.5%、県6.3%)

○国語Aでは、問題形式「短答式」の平均正答率が、国や県と比較して高い。(国7.3%、県7.2%)

○国語Aの大山町の正答数分布は、国や県と比較して上位層の割合が多い。

○国語Bでは、学習指導要領の領域等「読むこと」、評価の観点「読む能力」の平均正答率が、国や県と比較して高い。(国6.2%、県5.8%)

○国語Bでは、問題形式「選択式」の平均正答率が、国や県と比較して高い。(国7.6%、県7.3%)

○国語Bの大山町の正答数分布は、国や県と比較して上位層の割合が多い。

 

(3)数学について

○数学Aでは、学習指導要領の領域「資料の活用」の平均正答率が、国や県と比較して高い。(国6.8%、県7.4%)

○数学Aの大山町の正答数分布は、国や県と比較して上位層の割合が多い。

○数学Bでは、学習指導要領の領域「数と式」の平均正答率が、県と比較して高い。(5.3%)

○数学Bでは、学習指導要領の領域「関数」の平均正答率が、県と比較して高い。5.4%)

○数学Bでは、学習指導要領の領域「資料の活用」の平均正答率が、国や県と比較して高い。(国8.1%、県7.4%)

○数学Bでは、問題形式「記述式」の平均正答率が、国や県と比較して高い。(国・6.5%)

○数学Bでは、学習指導要領の領域「数と式」において、学校間の差がかなり大きい。(差10.2%)

 

Ⅲ 児童生徒質問紙調査の結果(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ共通)

1 小学校

    データ3小学校児童質問紙回答結果集計

 

(1)鳥取県と国を比較して、大きな差が見られる項目

・ 昼休みや放課後、学校が休みの日に、本(教科書や参考書、漫画や雑誌は除く)を読んだり、借りたりするために、学校図書館・室や地域の図書館にどれくらい行きますか。週に1回以上行く割合・・・国より15.8%高い。

今住んでいる地域の行事に参加している割合・・・国より15.2%高い。

学習塾(家庭教師含む)で勉強をしている割合・・・国より10.8%低い。

 

(2)大山町全体の傾向(肯定的な回答の割合の比較)

 

○県と比較して、10%以上高い項目

・ 自分には、よいところがあると思いますか

・ 家で、学校の授業の復習をしていますか

・ 地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがありますか

400字詰め原稿用紙2~3枚の感想文や説明文を書くことは難しいと思いますか(「難しいと思わない」児童の割合が高い)

国語の勉強は好きですか

 

○県と比較して、5%以上高い項目

家で自分で計画を立てて勉強をしていますか

新聞を読んでいますか

学校の授業などで、自分の考えを他の人に説明したり、文章に書いたりすることは難しいと思いますか

学級の友達との間で話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりすることができていると思いますか

国語の授業で目的に応じて資料を読み、自分の考えを話したり、書いたりしていますか

国語の授業で意見などを発表するとき、うまく伝わるように話の組み立てを工夫していますか

国語の授業で自分の考えを書くとき、考えの理由が分かるように気をつけて書いていますか

調査問題の解答時間は十分でしたか(国語A)

調査問題の解答時間は十分でしたか(国語B)

算数の勉強は好きですか

 

○県と比較して、5%以上低い項目

・ 5年生までに受けた授業の最後に、学習内容を振り返る活動をよく行っていたと思いますか

・ 算数の授業で学習したことは、将来、社会に出たときに役に立つと思いますか

 

○県と比較して、10%以上低い項目

 

  該当なし

 

学校間の差が25%以上の項目

・ 学校に行くのは楽しいと思いますか

「総合的な学習の時間」の授業で学習したことは、普段の生活や社会に出たときに役に立つと思いますか

5年生までに受けた授業では、本やインターネットを使って、グループで調べる活動をよく行っていたと思いますか

5年生までに受けた授業の最後に、学習内容を振り返る活動をよく行っていたと思いますか

読書は好きですか

国語の授業で目的に応じて資料を読み、自分の考えを話したり、書いたりしていますか

算数の勉強は好きですか

算数の授業の内容はよく分かりますか

  

2 中学校

        データ4中学校生徒質問紙回答結果集計

 

(1)鳥取県と国を比較して、大きな差が見られる項目

1・2年生のときに受けた授業のはじめに、目標(めあて・ねらい)が示されていたと思っている割合・・・12.9%高い。

(2)大山町全体の傾向(肯定的な回答の割合の比較

 

○県と比較して、10%以上高い項目

・ 国語の勉強は好きですか

・ 数学の勉強は好きですか

・ 数学の授業で学習したことを普段の生活の中で活用できないか考えますか

 

○県と比較して、5%以上高い項目

難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦していますか

家で、学校の授業の復習をしていますか

新聞を読んでいますか

1・2年生のときに受けた授業では、本やインターネットを使って、グループで調べる活動をよく行っていたと思いますか

1・2年生のときに受けた授業では、自分の考えを発表する機会が与えられていたと思いますか

1・2年生のときに受けた授業では、生徒の間で話し合う活動をよく行っていたと思いますか

1・2年生のときに受けた授業のはじめに、目標(めあて・ねらい)が示されていたと思いますか

国語の授業内容はよく分かりますか

読書は好きですか

国語の授業で自分の考えを書くとき、考えの理由が分かるように気をつけて書いていますか

数学の勉強は大切だと思いますか

数学の授業の内容はよく分かりますか

数学の問題の解き方が分からないときは、諦めずにいろいろな方法を考えますか

数学の授業で問題の解き方や考え方が分かるようにノートに書いていますか

 

○県と比較して、5%以上低い項目

・ 毎日、同じくらいの時刻に寝ていますか

毎日、同じくらいの時刻に起きていますか

先生は、あなたのよいところを認めてくれていると思いますか

「総合的な学習の時間」の授業で学習したことは、普段の生活や社会に出たときに役に立つと思いますか

調査問題の解答時間は十分でしたか(国語B)

 

  県と比較して、10%以上低い項目

・ 友達に伝えたいことをうまく伝えることができますか

 

  学校間の差が25%以上の項目

友達に伝えたいことをうまく伝えることができますか

国語の勉強は好きですか

国語の授業で目的に応じて資料を読み、自分の考えを話したり、書いたりしていますか

国語の授業で文章を読むとき、段落や話のまとまりごとに内容を理解しながら読んでいますか

 

3 小学校と中学校の比較

      データ5質問紙調査結果の小学校と中学校の比較

 

(1)大山町全体の傾向(肯定的な回答の割合の比較) 

 

○中学校と比較して、小学校の方が10%以上高い項目

・ 毎日、同じ時刻に寝ていますか

自分には、よいところがあると思いますか

友達に伝えたいことをうまく伝えることができますか

・ 将来の夢や目標を持っていますか

・ 家の人(兄弟姉妹を除く)と学校での出来事について話をしていますか

・ 家で、自分で計画を立てて勉強をしていますか

 家で、学校の宿題をしていますか

・ 家で、学校の授業の予習をしていますか

・ 家で、学校の授業の復習をしていますか

・ 先生は、あなたのよいところを認めてくれていると思いますか

今住んでいる地域の行事に参加していますか

地域や社会をよくするために何をすべきかを考えることがありますか

「総合的な学習の時間」の授業で学習したことは、普段の生活や社会に出たときに役に立つと思いますか

「総合的な学習の時間」では、自分で課題を立てて情報を集め整理して、調べたことを発表するなどの学習活動に取り組んでいますか  

・ 5年生/中学1・2年生までに受けた授業では、本やインターネットを使って、グループで調べる活動をよく行っていたと思いますか

・ 学級の友達との間で話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりすることができていると思いますか

国語の授業で目的に応じて資料を読み、自分の考えを話したり、書いたりしていますか

・ 国語の授業で意見などを発表するとき、うまく伝わるように話の組み立てを工夫していますか

国語の授業で自分の考えを書くとき、考えの理由が分かるように気をつけて書いていますか

算数・数学の授業で学習したことは普段の生活の中で活用できないか考えますか

算数・数学の授業で問題を解くとき、もっと簡単に解く方法がないか考えますか

 

○中学校と比較して、小学校の方が5%以上高い項目

・ 毎日、同じくらいの時刻に起きていますか

難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦していますか

友達の前で自分の考えや意見を発表することは得意ですか

友達と話し合うとき、友達の話や意見を最後まで聞くことができますか

家の人(兄弟姉妹を除く)は、授業参観や運動会などの学校行事に来ますか

学級みんなで協力して何かをやり遂げ、うれしかったことがありますか

地域や社会で起こっている問題や出来事に関心がありますか

新聞を読んでいますか

国語の勉強は大切だと思いますか

国語の授業内容はよく分かりますか

算数・数学の勉強は好きですか

算数・数学の問題の解き方が分からないときは、諦めずにいろいろな方法を考えますか

算数・数学の授業で学習したことは、将来、社会に出たときに役に立つと思いますか

・ 算数・数学の授業で公式やきまりを習うとき、そのわけ/根拠を理解するようにしていますか

・ 調査問題の解答時間は十分でしたか(算数・数学A)

 

○中学校と比較して、小学校の方が5%以上低い項目

・ 読書は好きですか

 

○中学校と比較して、小学校の方が10%以上低い項目

・ 400字詰め原稿用紙2~3枚の感想文や説明文を書くことは難しいと思いますか

・ 学校の授業などで、自分の考えを他の人に説明したり、文章に書いたりすることは難しいと思いますか

・ 調査問題の解答時間は十分でしたか(国語B)

・ 算数・数学の授業で新しい問題に出合ったとき、それを解いてみたいと思いますか

   

4 7年間の比較(肯定的な回答の割合の比較)

   データ6-①質問紙調査結果7年間の比較(小学校)

 

       6-②質問紙調査結果7年間の比較(中学校)

  

(1)小学校

 

○7年間で県に比べてほぼ高い項目

・ 家で、学校の授業の復習をしていますか

 

○7年間とも県に比べて低い項目

  

  該当なし

 

○7年間で割合がほぼ上がってきている項目

・ 国語の勉強は好きですか

・ 算数の授業内容はよく分かりますか

 

○7年間で割合が下がってきている項目

 

  該当なし

 

(2)中学校

 

○7年間で県に比べてほぼ高い項目

 今住んでいる地域の行事に参加していますか

国語の勉強は好きですか

国語の授業の内容はよく分かりますか

 

○7年間とも県に比べて低い項目

・ 人の役に立つ人間になりたいと思いますか

 

○7年間で割合がほぼ上がってきている項目

・ 学校の規則を守っていますか

・ 人の気持ちが分かる人間になりたいと思いますか

 

○7年間で割合が下がってきている項目

 

  該当なし

 

Ⅳ 調査結果のまとめ

1 学力調査結果について  

 

(1)  小学校においては、国や県と比較して国語A・B、算数A・Bともにやや高い。課題であった活用する力について、国語・算数ともに改善が見られる。特に、国語では書く能力、算数では数量や図形についての知識・理解について成果が見られる。「学校の授業などで、自分の考えを他の人に説明したり、文章に書いたりすることが難しい」と感じる児童の割合が、県と比較しても9.2%も低く、日々の授業改善による成果だと考えられる。

 

(2)  中学校においては、県と比較して国語A、数学A・Bともにやや高く、国語Bは高い。また、国と比較して国語A・Bは高く、数学A・Bはやや高く、国や県と比較しても良好な結果である。活用する力に伸びが見られるのは、「1・2年生のときに受けた授業では、自分の考えを発表する機会が与えられていると思いますか」「1・2年生のときに受けた授業のはじめに、目標(めあて・ねらい)が示されていたと思いますか」という質問について、肯定的回答率が国より10%以上高く、小学校と同様に授業改善による成果だと考えられる。

 

(3)  学校間の差については、小学校では国語A・B、算数A・Bともに10%前後の差がある。また、中学校では国語A・B、数学A・Bともに5%以内であり、各校の差が小さくなっている。各学校が自校の結果をしっかり分析し、日々の授業改善に取り組むとともに、放課後学習や家庭学習などとの関連を図り、学習内容を定着するための反復徹底を図るサイクルの構築が必要である。

 

(4)  中学校で大きく成果が出たことについては、小学校からの積み重ねの結果だと考えられる。町教育振興会などを中心に、校区の小・中学校が9年間を見通した生徒像を共有し、さらに連携を深め学力向上に取り組むことが重要である。

 

 

2 質問紙調査結果について 

 

(1)  小学校においては、県と比較して「自分には、よいところがあると思いますか」「難しいことでも、失敗を恐れないで挑戦していますか」という質問について、国や県よりも肯定的な回答割合が高く、自尊意識に大きく改善が見られる。

 

(2)  中学校においても、国や県と比較して自尊意識に改善が見られる。また、「国語の勉強は好きですか」「数学の勉強は好きですか」という質問についての肯定的な回答割合が国や県より10%以上高く、学習に対する関心・意欲・態度が大きく向上している。

 

(3)  読書習慣について、小学校では、読書が好きな児童の割合が国や県とほぼ等しい。平日に「全く読書をしない」「読書の時間が10分より少ない」と回答した割合が34.5%であり、読書好きな児童の二極化が見られる。中学校では、読書が好きな生徒の割合が国より13.1%高く、県より9.3%高い。生徒会を中心とした読書活動推進の取組も大きく影響していると考えられる。

 

(4)  平日の家庭学習については、1時間以上している児童の割合は、県より3%低く、約40%の児童が1時間を満たしていない。また、中学校においても、1時間以上している生徒の割合は、県より11.6%低い。昨年度から全児童生徒へ配布している「大山町版家庭学習の手引き」などを活用し、学校と家庭が連携を進めながら、家庭学習の習慣化に向けた具体的な取組をする必要がある。

 

(5)  平日のテレビやビデオ、DVDの視聴時間については、小学校では2時間以上視聴する児童の割合が県より4.8%高く、家庭での生活習慣に課題が見られる。中学校の視聴時間については、3時間以上4時間未満と回答した生徒の割合が22.1%で県より4.8%高い。依然として、児童生徒ともにメディアとふれる時間が長く、学校や家庭、地域と連携して、引き続き生活習慣の改善に取り組む必要がある。

 

(6)  全国的に、児童生徒が携帯電話を持つことから生じるさまざまな課題が指摘されているが、大山町では携帯電話を持っていない児童の割合が56.3%であり、県より0.8%低い。また、持っていない生徒の割合は44.8%であり、県より6.5%低い。児童生徒ともに約半数が携帯電話やスマートフォンを持っている状況にあり、学校や家庭、地域が連携して、メディアとの接し方について継続性のある取組を進めていく必要がある。

 

 

 

 

  

お問い合わせは教育委員会事務局/
幼児・学校教育課

名和公民館 1階  
〒689-3211 大山町御来屋263-1

電話0859-54-5211

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